天然記念物

神社を守るように繁るイチイガシの森
県指定天然記念物
村屋坐弥冨都比売神社の社そうには、奈良盆地の沖積地に極盛相として発達するイチイガシの森が残存している。このイチイガシが群生する照葉樹林の樹そうは、植物生態学上重要であり、環境保全上からも貴重な存在である。
参道周辺は古くからスギの補植が行われ、森林の高さはおよそ29mに達している。高木層はイチイガシが優占して、アラカシ、クロカネモチ、クスノキ、イチョウ、ヨノミ(エノキ)などを交えている。亜高木層は約12mの高さがあり、サカキ、マダケ、ヤブツハキ、シロダモなどが、低木層は約2mで、ヤブツバキ、ヒサカキ、ヤブニッケイ、アオキ、マンリョウ、サネカズラ、及びイチイガシの幼木などが生育している。草本層はべニシダ、テイカカズラ、フユイチゴ、ヤブラン、ジャノヒゲ、イチイガシの稚苗などが生育し、この地域では稀に見る良好な林相を示している。
県の天然記念物にも指定され、まち(田原本町)の木にも指定されている。

指定年月日 昭和58年3月15日
指定基準  県指定天然記念物 植物2