繊維染織、服飾全般を司る神
天地開闢の神、天之御中主神を祀る
延喜式内社 旧 式下郡 蔵堂
祭神 天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
天之御鉾神(アメノミホコノカミ)
服飾関係を司る神である。
これより西2kmばかりの所に、大安寺村字神来森(カキノモリ)という土地がある。そこに鎮座して波登里村(ハトリ)・阿刀村(アト)の氏神であった。
祭礼には、氏子が盆に綿を盛り、その上に十二祷を乗せてお参りした風習があった。今は、綿の栽培がなくなったので、此の風習はなくなった。
元弘年間(1331ー34・南北朝)の兵火に遭い社地を没収される。更に天正年間(1573–92・織田信長)にも兵火に罹り、神主が御神体を背負い本社(式内・村屋坐弥富都比売神社)境内に遷したと言われている。
この頃、波登里・阿刀村も消滅して、神社の経営成り立たず、そのまま本社境内末摂社となる。と同時に、壬申の乱の神功を称えるお渡りも中断するに至り、未だ復興することができない。
社務所にて令和2年4月4日より頒布いたしております